【 visit japan 】訪日外国人が日本で病気やケガで病院に行く必要ある? 体験談から学ぶ ポイント5選

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海外旅行といえば、日常を忘れて楽しい時間を過ごすに限りますよね。 しかし旅行中は非日常なので突然体調を崩したり、予期せぬ事故やケガをして治療が必要になる可能性もゼロではありません。

ここでは VISITING JAPAN される訪日外国人の方に、日本で起きた病院での体験談と、そこから学ぶ5つのポイントをご紹介します。

旅行中の病院で治療を受けた3つの体験談

外国籍の方に日本で起きた、病院での体験談をインタビューしました。今回は手術を必要としたケースから診察に至らなかったケースまで、治療の程度が違うものを3つに分けてみてみましょう。

【体験談①】膝の腱が切れて手術が必要になった!

アメリカ人の男性は、街並みを楽しもうと、レンタル自転車を利用しました。友人とハメを外してウィリーを試みた時に転倒し、膝の痛みがひどかったので救急車で病院に行くことにします。

診療の内容は、膝の腱が伸びているので大学病院に紹介状を持って専門の医師に診てもらってくださいという結果。紹介先の病院で手術が必要と診断されましたが、担当してくれた先生は、英語が話せたので安心できたし、嬉しかったと話してくれました。

さらに、この方には日本人の奥様がいて、旅行用の保険にも加入していたため費用の負担も少なくすむことになります。奥様は日本語ができるので、診察や手術の不安も必要以上にかかることも無かったそうです。

旅行のスケジュールは全て変わりましたが、滞在の変更や手続きに手間取ることはありませんでした。保険に対する補償の手厚さを理解されている奥様のおかげで、費用も言葉も不安を最小限に押さえられたのです。

【体験談②】便秘が悪化し、病院に行くと痔瘻(じろう)と診断された!

アフリカ人の方は、環境の違いで便秘になり、旅行を優先しそのまま放置したところ、歩行が困難になったため、近くの病院へ駆け込みました。診察では触診され、結果は痔瘻(じろう)。

その時のことを、このように語っています。「こんな乱暴な診察はあり得ない! 物珍しい外国人だから触診なんてしたのだろう! 看護師は、黒人の体が物珍しいからなのか ずっと居て、ジロジロ見ていた!」と今でも怒っています。

最終的には、滞在中は薬で痛みを抑えて、帰国してから治療されたとのことです。

同行していた日本人の方に状況を確認しました。現場ではおそらく通常通りに触診をし、看護師の方も普通にサポートされてたそうです。しかし、患者側だったアフリカ人の方は差別社会で生きてきた経験から、自然と差別を受けているように感じました。

ここから、私たち日本人がなにも感じないことでも、違和感や差別感を受ける人もいることがわかります。

【体験談③】熱湯を足にかけて火傷をおった!

中国人の男性は、友人の家で湧いたばかりのケトルの熱湯を、足の甲にかけて火傷をしました。直径10㎝ほどの範囲で大きな水ぶくれになったが、病院には行かずに薬局で火傷の薬を買って処置することを選びます。

お店には英語のできる店員さんがいなかったけれども、記載されている漢字でなんとなく理解できたそうです。

さらに日本の薬は安全で中国で人気だから、ついでにお土産もできて嬉しかったと話してくれました。

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安心して旅行を楽しむ ⑤ポイント

旅行に行く際は、事前の情報があることで安心できます。体験談から知り得ることや当事者の心境などから、ポイントを押さえさらに満喫した旅行にしてはいかがでしょうか。

具体的に、どんなことしておくと安心なのかを、5つのポイントにまとめてみました。

【ポイント①】英語対応できる病院を知っておく

旅行者は、旅先でせめて英語の対応できる病院を知っておきましょう。(もしくは、通訳の対応ができる用意をしておきましょう)

日本人は、インバウンドの増えた今でも、英語を話すことに抵抗を感じる人が多くいます。

普段から外国籍の方に慣れている病院は対応もスムーズです。 急を要する時に、慌てず対処するためには、事前にどこの病院で英語の対応ができるのか知っておくと安心できます。

【ポイント②】病院に通訳できる人を連れていく

渡航先の国では、通訳ができる人に病院までの同行をお願いしましょう。病院での受付や診察では、全ての場所で英語が通じるとは限りません。

言葉が通じることで治療を受ける側も、病院側もお互いに安心できます。知人や通訳の手配についての情報があると、緊急で慌ててしまう場面でも安心することに繋がるのです。

【ポイント③】病院では自分の意志を伝える

病院では不安を残さないように、意志をしっかりと伝えましょう。病院の方も人です。特に日本人は、パターン化されがちなので、いつもと同じ対応をしているということもあります。

もしも違和感のある行為があった場合は、はっきりとやらないで欲しいと伝えてください。意図していない場合は、要望に答えてくれるでしょう。

【ポイント④】日本人は差別意識はほぼないと認識する

日本人には人種差別の意識がほとんどありません。 人種が多い国ではないので、肌の色や宗教を理由にして対応を変えることはありません。海外の差別の認識とはほど遠いのです。

しかし知っている英語があっても声に出したり、コミュニケーションをどのように取ればいいのか困ってしまうことがあります。

日本人が外国籍の方をじっと見入って「かっこいいな!」と思っているのに、その行為に対して見られている側は「何、ジロジロみているんだろう。失礼だな。」と勘違いされてしまうことも珍しくないようです。

日本ではあまり馴染みのない差別の意識ですが、海外では違います。捉え方の違いは起きても仕方ないのですが、差別と感じても、そうでないことを認識しておくと気持ちも楽です。

【ポイント⑤】万が一に備えて保険に加入しておく

旅行に行く際は、保険に加入をしておくとよいでしょう。体験談でもあったように高額な医療費がかかる場合は負担が大きく減らせます。

必ず治療が必要になるとは限りません。しかし、もしものために加入しておくと病院に行くことに対して不安が減り、安心して旅行を楽しめます。

もちろん病院に行くようなアクシデントがないことが理想です。お守り程度に、日数の多い滞在やアクティビティの予定がある場合など、状況に合わせて備えるなどしてみてはいかがでしょう。

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旅行中に治療が必要になったらどうする

訪日している外国の方に「旅行中にケガや病気になったらどうするか?」を質問してみました。意外と私が海外に行く対策と変わらない部分もありました。

しかし、圧倒的な違いは、病院そのもののイメージです。 日本の恵まれた医療機関の素晴らしさはまだまだ海外では浸透していません。

そこで具体的にどうしてきたか、この先どうするつもりかを聞いてみました。

常備薬を持参して対処する

使い慣れた常備薬を自国から持参して必要に応じて服用しています。

使用に慣れていることやアレルギーの心配もないので、安心できるからです。

国によって薬事法も異なるので同じ薬が手に入るとも限りません。さらに効果や処方の方法がわかっているので、すぐに使用出来て安心できるとのことでした。

ひたすら、我慢する

一番多かったのが、「我慢して治療は受けない。」です。 必要なら受けるがそうでなければ病院にはかからないのがそもそもの考え方でした。 

救急車を呼ぶだけでお金がかかると思っている方もいます。

実際に、お金がかかる国の方は、「日本はすごい!救急車にお金がかからないなんて驚き!」という感想をお持ちでした。

ただ、安全運転すぎて「日本の救急車は、スピードが遅い」という感想もありました。(涙)

薬局に行く

次に薬局に行き、薬を買うという意見です。病院に行くほどではないが、薬が欲しいとなれば手軽に薬を買い求めるとのことでした。

しかし、種類や使用方法がわからず、お店に言葉の通じる人がいなくて困ったとの意見もあります。

その場合は、スマホの翻訳機を使用するという意見もありました。

仕方なく病院に行く

どうしても必要があればいくそうです。ですが、「必要があれば」の基準は高くありません。

元々すぐに病院にかかる認識がないので、これは日本人の方が考える以上に行かないと思われます。

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なぜ病院へ行きたくないか

病院は多くの方が必要がなければ行きたくない場所です。それが異国での治療ともなれば、不安が増えるのは当然です。

しかし、外国籍の方が日本で病院に行きたくないと感じる理由は他にあります。

根底には医療に対する意識の違いが大きく影響しているようです。外国籍の方が、なぜ病院に行きたくないと感じるのかをまとめてみました。

  • 病院では言葉が通じない
  • 病院に行くと高額な治療費がかかる
  • 病院で受ける治療の内容が不安
  • 病院で差別を受けるかもしれない不安
  • ドクターを含めてスタッフの対応が不満

体験談での意見も同じようにありましたが、日本はまだまだグローバルな対応も情報の発信も未熟です。

日本人が悪いわけではないですが、旅行者も日本人もお互いに歩み寄ることで、勘違いを減らしより豊かな関係が築けると感じます。

安心して旅行しよう

旅行を存分に楽しむためにも、万が一の備えを検討しましょう。もちろん準備をどの程度するかは、ご自身の判断です。

このような体験談から日本の医療の現実を認識したうえで、正しく準備をしてください。
エピソードから免疫をつけておくだけでも、一つの安心材料になります。

これから旅行をされる方は、異国でのリアルな医療について正しく理解しておくことが大切です。

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