【海外在住者は必見】一時帰国中の歯医者に対応した保険は、有るの?無いの?
一時帰国中にやっておきたい事…. 歯医者に行く
久しぶりの一時帰国でやっておきたい事は皆さんあると思いますが、その中で多くの方が希望するのが歯医者に行くことです。
20代や30代の方はあまり気にしない方も多いかと思いますが、40代以上になると体のあちこちで問題がでてくるのは仕方のない事でしょう。 そして歯も同じですよね。
現地滞在中に
- 奥歯がチクチクした時があった(今は大丈夫)
- 冷たい飲み物で歯がしみる時がある(いつでもしみる)
- 詰め物がとれた
- 虫歯のような黒い部分がある
など、「近いうちに歯医者に行かなければ!」と感じている方も多いかと思います。
どのようなタイミングで歯医者に行った方がいいの?
なんでもそうですが、早期発見が一番大事だと、行きつけの歯科医が言われていました。
「痛くなってからでは手遅れだよ、神経を取ることになるからね!」
やっぱりそうなのか…..
私は4カ月に1回は歯石を取りに定期的に自宅近くの歯科に通っていますが、歯科に通うと日々の歯磨きにも入念にするようになるので通う事でもメリットを感じます。
さて本題ですが、一時帰国の保険で歯科に行けるのか?
歯科疾病に対応した一時帰国中の保険はあるのか?
結論から申し上げますと無いです。(私が知らないだけかもしれませんが探せなかったです)
なんや ないんかよ! と思われたかもしれませんが理由も下に書いてますのでご確認ください。
「個人や家族で一時帰国しましたので、歯科疾病にも対応した保険に加入したいです~」とお問い合わせを多き頂きますが、民間の保険会社では個人レベルでは歯科疾病を補償対象にすることはできないと思います。(個人の見解ですが)
注意: 会社との契約で多くの従業員さんに対してはカバーできる場合がございます。
日本から海外に行く場合には一部の保険会社が特約として歯科疾病をカバーしているみたいですが、あくまでも急に痛くなり応急措置の費用だけカバーする保険になります。
あくまで応急措置なので、完全な治療はできないのです。
民間の保険が歯科疾病をカバーできない理由とは?
まずは公的保険と民間保険の違いを理解しないとわからないと思います。
多くの方は保険に関しての素人なので、違いの説明はできないと思いますので、簡単に表にしてみました。
公的保険(健康保険など) | 民間保険(海外旅行保険) | |
期間 | 一生の保障(生まれた時から、その日まで) | 旅行中の間だけ |
加入の方式 | 強制加入(NOとは言えない) | 任意(加入したい人だけ) |
解約 | 不可 | 規約に基づく |
保険の内容 | みんな同じ(平等) | 自由にタイプを選べる |
保険料 | あなたの所得によって毎年、変動する | 補償内容と期間、年齢によって変動 |
妊娠、出産 | 保障される(というか、ほとんど費用が不要) | 補償なし |
歯科疾病(虫歯など) | 保障される(年齢によって変わるが、基本3割が自己負担) | 補償なし |
考え方 | 国民の一生を守る | 旅行期間の急なケガや病気をカバー |
妊娠、出産……病気では無いので、海外旅行保険ではカバーされない。
(日本で出産されるなら健康保険に加入しましょう)
歯科疾病…..旅行期間中に急に虫歯になるわけではなく、旅行前からの病気の為にカバーされない。
他に保険が使えない例はあるの?
詳しくは >>保険金をお支払いする主な場合等<<
妊娠、出産、歯科疾病をカバーすると保険料は爆上がり
考えてみてください!
妊娠、出産は狙って帰国することが可能で、出産の為に一時帰国しました! という方はとても多く、費用も大きくなる為、一部の方だけ得することになるので不公平に保険料が爆上がりします。
歯医者には誰でも行けるのです。 今までの人生で一回も歯医者さんに行った事はないです!という方はおられないと思いますが、定期的に歯医者さんでケアをしていないと何らかの治療が必要な方がほとんどです。
私が通う歯医者さんでも「定期的に通われる方でも虫歯や歯周病になるので、数年 行かれていない方なら何らかの治療をしないといけない」と言われていました。
ということは、ほとんどの方が保険を使えるので歯医者に行かれた方が得をすることが生まれてくるので、保険料が爆上がりです。
特に東京海上日動は「皆さんが使いやすい保険」を提供していますので、保険料が不自然に上がるような事はしないのです。(どこの保険会社も同じですが)
今回は、お問い合わせで多かった「歯医者でも使える保険」を書いてみました。
海外在住の皆様には、一時帰国中に歯医者に行かれる際は自己負担をお願いしていますが、しっかりとしたケアをして頂きたいと思います。
そして一時帰国中の他の急なケガや病気をカバーするにはコチラをご確認ください。
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