【2021年11月】なぜ?タイ王国は隔離期間を無くしたのか!を考察してみた
2021年11月現在、 どうして隔離免除できたのか?
いよいよタイ国に気軽に渡航できるニュースが入ってきましたね。
2021年11月1日から新型コロナウイルスでの入国制限のルールを大きく変えることになりました。
今回は完全な個人的意見ですが、どうしてタイ王国は低リスク国の外国人旅行者に門扉を大きく開いたのかを考えてみます。
あくまで個人的な考察ですのであしからず。
国内情勢がひっ迫している
民衆のデモや圧力が背景にあります。
新型コロナウイルスの感染拡大が続くタイでは、コロナ対策の「失政」を批判する形で、昨年来の反政府デモが今年6月下旬から再燃している
https://www.asahi.com/articles/ASP87753NP87UHBI00B.html
観光国のタイでは外国人旅行者が来ない事態はかなりの痛手のようですね。 温厚な国民気質で有名なタイ人ですが、食べていけないような事態になると、何かしないといけないのです。
日本でも新型コロナウイルスの影響で貧困化が叫ばれていますが、多くの国々で人々が疲弊しているのが分かりますね。
国内旅行には期待していない
THAの北部支部のLa-IadBungsrithongは、国内の観光刺激策の採用は、購買力の弱さ、および詐欺防止を目的とした制度の厳格な措置のために低いと述べています
https://thethaiger.com/hot-news/tourism/tourism-sector-not-getting-its-hopes-up-over-domestic-travel
日本ではGO TOを再開する議論がありますが、タイでは事情が違うようです。
やはり外国人観光客の存在が大きく、観光産業に関わる人々の経済を守るには開国なのか!?と思います。
ここにタイ政府も開国という大きな舵を切った大きな要因だと想像できます。
数字的には日本より危険かも!?
2021年10月28日の数字です。
タイでの感染者数は減少傾向にあり、平均で1日9,056人の新規感染者が報告されている。1日平均人数のピークだった8月17日の42%になる。
https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/thailand/
タイ国内の感染者数は減少傾向にあるものの本日でも9000人以上の新規感染者が出ています。
日本での感染者数は減少傾向にあり、平均で1日279人の新規感染者が報告されている。1日平均人数のピークだった8月28日の1%になる。
https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/japan/
日本国内の感染者数は激減しましたので、外国に行くのに躊躇される方も沢山おられます。
なぜ? 海外旅行保険(医療保険)を5万ドルに減額したのか?
ここまで読んでいただいた方は、もうお分かりかと思いますがタイ政府は一日でも早い外国人旅行者を呼びたいのだと思います。
タイ王国は日本人にとって魅力的な国であり、移住する方も多い人気の国の一つなのは間違いありません。
2021年10月まで日本人が観光をはじめビジネス渡航でも躊躇していた大きな要因は以下の2点が挙げられると思います。
- 10日~14日間のホテルでの隔離
- 10万ドル以上の保険付保
今回の決定でこの大きかったタイ渡航の足かせを外したことで多くの、日本人をはじめとする外国人旅行者を呼び込もうとしています。
隔離に関してはPCR検査のための1泊だけになりましたので、ほぼ隔離はなくなりました。(将来、変わるかもしれませんが)
保険に関しては10万ドルから5万ドルと半額まで減額しました。
半額にしたのは入国のハードルを下げただけで、旅行者の為では無いということです。
5万ドルの保険を探している人の勘違い!
私は保険屋ですので、専門家として申し上げますと勘違いされている方が本当に多いと感じています。
「タイ入国に必要な補償額が10万ドルから5万ドルになったので、半額で買えるでしょ!」
という方もおられますが、大きな間違いだとお伝えしています。
そもそも、保険会社が用意しているサービスや設定している金額は「もしもの時に、旅行者の必要な治療を確実に受けることができ、なおかつ自己負担を無くすことが目的」です。
新型コロナウイルスを含めた様々な病気やケガをあなたが、負う可能性は減ったのでしょうか?
何も変わっていません。
またタイの治療費が半額になったのでしょうか?
なっていません。
あと、保険金額が半額になっても保険料(お支払い金額)は半額になりません。
(正直、あまり変わりません)
保険金が500万円だろうと3000万円だろうと保険料の差額は本当に小さいのです。
なぜかというと、病気になった場合の治療費の最初の100万円のお支払いのケースは多いですが、1000万円のお支払いをするケースが少ないのです。 ましてや2000万円~3000万円、無制限などの高額な金額付近になると、すべての契約者をみても使うケースが少ない為に本当に少ない保険料でカバーすることが可能なのです。
保険料は最初の金額に対して高コストになります。(使う方が多い為)
考えてください
最低5万ドルの保険付保を義務化しているタイですが、5万ドル以上の医療を受けた場合はすべて自己負担になります。
海外での治療費で5万ドルは、はっきり言って金額的に小さすぎると言えます。
「自分は大丈夫!」
この考えでコロナウイルスが世界中に蔓延した事実を忘れないでください。
当社から保険を買ってくださいと言いません!
日本にいるよりもリスクの高い、外国に行かれるのであれば十分な対策と準備をしてください。
以上が私が考える、タイ王国が開国に至った理由です。
ではいい旅を!
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