一時帰国前に知っておきたい!20190126 インフルエンザ

インフルエンザの流行が拡大しています。 一時帰国の際にはご注意を!


今では全国42都道府県で警報レベルを超え、本格的な流行期に入りました。
通常インフルエンザは毎シーズン1000万人以上、日本人のほぼ10人に1人が症状を訴えて病院を受診する大規模な流行性疾患なんですが、ちょうど受験シーズンに流行のピークが重なるため、受験生がいる家庭では、はらはらしながら過ごしているでしょう。

主にインフルエンザの予防法としては、やっぱりワクチン接種ですが、基本的な手洗いや十分な休養や人混みに出ない、適切な湿度を維持するなどの対策をお勧めします。
ですが、どの対策も百パーセントかからない保証はなく。
万一かかってしまった場合は、少しでも早く症状を改善するため、有効とされるのがインフルエンザ治療薬ですよね。

健康な人がインフルエンザにかかった場合、通常5日~7日程度で自然に治りますが、インフルエンザ治療薬を使う事で発病から48時間以内に使えば、症状が出ている期間を1日程度、短縮する効果があるんです。
つまりつらい期間を平均で1~2割短くしてくれる薬だと考えればよいと思います。そして、ぜんそくや腎臓病患者や高齢者など、インフルエンザにかかると重症になりやすい人などは、特に積極的に使うべきとされています。

現在、病院や診療所で処方してくれるインフルエンザ治療薬は種類がありますが、飲み薬が2種類と吸入薬2種類、点滴薬1種類があります。
この中で、最近 新聞やテレビなどでたびたび紹介され、注目を集めているのが、昨年3月に登場した「ゾフルーザ」なんです。

ゾフルーザの最大の特徴としては、患者にとって使い勝手がよいことです。
タミフルでは1回の治療で1日2回、5日間の計10回薬を飲む必要がありますが、ゾフルーザは体重80キログラム未満の大人ならカプセル2錠(80キログラム以上の人は同4錠)を1回飲むだけで済みます。 1回だけですよ!

もう1つの注目すべき点は、ウイルスの排出がいち早く止まることなんです!
実際にインフルエンザにかかった人に、ゾフルーザ、タミフル、プラセボ(本来は薬効のない偽薬)を飲ませて比較した研究(臨床試験)を行った結果、プラセボを飲んだ人では、ウイルスの排出が止まるまでの時間が4日(96時間)だったのに対し、ゾフルーザを飲んだ人ではわずか1日(24時間)と大幅に早まっていたとの事。
タミフルを飲んだグループは72時間で、ゾフルーザと明らかな差がでました。

●ゾフルーザは感染を減らすかも

ゾフルーザは他の薬とは違うメカニズムでインフルエンザウイルスを攻撃します。

インフルエンザウイルスに感染すると、呼吸器の細胞の中で増殖して細胞から飛び出して別の細胞へと広がっていくのですが、タミフルなど、ゾフルーザ以外の薬は、増殖したインフルエンザウイルスが細胞から飛び出すのを妨げることで、病気の進行をくい止めます。一方、ゾフルーザは、細胞の中でウイルスが増殖する仕組みを遮断し、増殖そのものを抑える働きがあります。
つまりゾフルーザは細胞の中に入り込んでウイルスの増殖を食い止めるんですね。

ウイルス排出がいち早く止まるというゾフルーザの特徴は「十分なデータが集まらなければ確証が持てないが、周囲の人々への感染を軽減できる可能性がある」と言われています。

学校保健安全法の施行規則では、インフルエンザにかかった子どもの出席停止期間を「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)としていますが、今後、十分なデータが集まれば、ゾフルーザを使った場合には出席停止期間を短縮できるようになるかもしれませんよね。

■ゾフルーザは「耐性」に問題点?! 

ゾフルーザについては問題点もあるようです。臨床試験でゾフルーザを飲んだグループから、ゾフルーザの効き目が低下した「耐性ウイルス」が発見されたとのこと。 大人と12歳以上の子どもを対象とした臨床試験では9.7%、12歳未満の子どもを対象とした試験では、23.4%に見つかり、自然な流行でもゾフルーザ耐性ウイルスが発見されているとのこと。 感染症疫学センターの調査結果などによると、昨年12月初めに集団感染があった横浜の小学校で、ゾフルーザを服用した低学年の児童2人から、耐性ウイルス(H3N2型)が検出されました。

効き目の低下はあまり大きいものではありませんが、今後、耐性を持ったウイルスが増えたり、耐性が強まったりすれば大きな問題になるかもしれません。

しかし治療期間中1回の服用だけで済むことや、ウイルス排出停止が早いなど我々のメリットは大きいようです。

インフルエンザにかかってしまったら、受験など、自分や家族の状況と症状のつらさなどを医師によく相談し、使わないという選択肢も含め、最適なインフルエンザ治療を受けられるようにしましょう。

せきのエチケットの徹底が感染拡大を減らします。

インフルエンザのように感染性が強い病気では、かからないための予防、かかってしまったときの治療とともに、かかったかもしれないときに他人にうつさない対策も必要ですよね。
新型インフルエンザが流行したときには多くの人が守っていたせきエチケットがすっかり影を潜めてしまったように思われます。

専門家は、「かぜのごく軽い症状が見られるだけの人にインフルエンザの検査を行うと、インフルエンザに感染している人がしばしば見つかる。典型的な症状があれば、一般の人でも分かるが、症状が軽ければ受診もしないし、せきエチケットなどもおろそかになる傾向がある」と言っています。

せきエチケットは、通常(1)せきなどの症状が続くときはマスクをする(2)マスクをしていないときの急なせきやくしゃみは、手のひらではなく袖で受けるというマナーを徹底すること。インフルエンザの流行時期には、症状が軽くても他人に感染させる可能性があることを心に留めておいてください。

自己防衛が大事ですね。

また、インフルエンザのピークシーズンには、健康な人も手洗いの徹底やマスクの装着など、できることはなんでもした方がよさそうです。
マスクはウイルスが呼吸器に入り込むのを防ぐ機能は限られていますが、呼吸する空気の湿度を高めたり、無意識に口や鼻に手が触れてウイルスがつくのを防ぐ効果もあります。暖かくなるまで、人混みでは装着するようにするだけで、かなりの自己防衛ができるでしょう。

訪日外国人は日本のインフルエンザなどご存じない方が多いので、身近におられる方は教えてあげてはいかがですか?

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ではEnjoy your Japan trip!!!

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