知り合いの社長がコロナウイルスに感染されました。

コロナウイルスに感染したらどうなるのか?

知り合いの社長がコロナウイルスに感染し赤裸々な経緯を語って頂きました。
実際に感染して入院された方の話には重みと実感がありますので、シェアさせて頂きます。

以下、本文

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実は新型コロナウィルスで陽性になり、4月2日から20日まで入院していました。

入院に至るまでの経緯と

入院してからPCR検査~転院、

そして退院に至るまでの詳細を公開いたします。

なぜ、ここまで赤裸々に書くのか?

それは、コロナを舐めていた私が
本当の恐怖を経験したこと、

そして、今なお

「わが社はコロナには負けないので
 全員出社するように!」

などといったハラスメントが横行している

と耳にする機会があるためです。

どうか、

家族を、社員を、仲間を守って欲しい。

これを読んでいただき、

貴方のお出かけに
これを上回る「大義」があるのか?
よく考えてみてくださいね。

【発症~入院まで】

3月28日
夜に悪寒がするもそのまま就寝

3月29日
発熱(37.8度)自宅で隔離

3月30日
発熱(39.4度) 自宅で隔離

3月31日
発熱(39度)→インフルエンザかも?と思い、
近所の内科でインフル検査→陰性

4月1日 
発熱(40度) 自宅で隔離

4月2日 
発熱(40度)→コロナかも?と思い、
先のかかりつけ医から総合病院へ
事前に連絡した上で総合病院を訪問
→PCR検査、CT、レントゲンなど
 様々な検査をしてそのまま入院

4月3日 
池田市民病院にて隔離、熱は下がらず

4月4日 同上

【入院~転院、ICUへ】

4月5日 
PCR検査の結果コロナ陽性が判明、
それに加え血中酸素濃度が
それまでの98SPO2から90SPO2に低下
→重篤化の危険性が高まっているとの事で、
 池田市から泉佐野まで救急車で転院
 りんくう総合医療センターへ到着後すぐに
 ICUで人工呼吸器につながれる。
 全身麻酔で昏睡状態になるも、
 麻酔が切れると苦しくて暴れて
 また麻酔を打たれる、の繰り返し。
(~4月16日まで一進一退しながら
意識がない状態=数々の不思議体験あり。)

4月16日 
呼吸と血中酸素濃度が落ち着いてきたので
人工呼吸器が外れる、意識が戻る。

4月17日 
ノドに入れられていた管を抜管。

4月18日 
ICUから一般病棟に転院

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【一般病棟~退院】

4月18日 
一般病棟に移れたことでようやく
外部との接触(スマホ)が許される。
起き上がるのも辛い状態も、熱はなく
少しは電話で話せるほどに回復。
PCR検査(1回目)を実施。

4月19日 
PCR検査(2回目)を実施。
昨日の1回目の結果が陰性だと判明。
点滴も外れ、食事も少しづつできるように。

4月20日 
PCR検査(2回目)も陰性、
これで身体中にもうコロナウイルスは
死滅したとの判断、退院許可が下りる
同日夕方、りんくう総合医療センターを
退院。

【まとめ】

4月5日のコロナ陽性判明の時点では、
大阪府からの発表によると
「池田市・50代男性・軽症」
というものでした。
これで軽症?じゃあ重篤者は?
恐ろしくなりました。

コロナはただの風邪なんかじゃないです。
もちろん、
軽症のままで完治される方もいますが
軽症から重篤化へのスピードが早く
重篤化してから治す薬がない、つまり
人工呼吸器につながれた以上、
あとは本人の体力と運しか頼るところがない
ということです。

また、
ICUに入った時点で外部と遮断されます。
どんな事情があれ、
家族とも仕事のスタッフとも
一切連絡が取れません。
さらに言うと、万が一の場合においても
火葬された後でしか家族の元へ帰れません。

ICUでの様子は医師から家族にしか
届きませんので、
その情報を家族から誰に届けて欲しいのか
事前に家族間で決めておくことも大切です。

私は幸いにも退院できました。

人工呼吸器につながれている約10日間の後半、
少し良化してからの回復力はかなり早かった
そうです。
これまで小さい頃から野球や指導者や
トライアスロンなどで鍛えてきた体力の賜物
だと医師から言われました。
診断書にも
「当人が他者にコロナを伝染することは
 一切ございません」
と書かれていて、
私が皆さんにうつすことはありません。

すぐに高熱が出る私のようなタイプの場合、
発症(29日)の0.7日前(約16時間前)に
もっとも保菌している状態で
外部にバラまく危険があるそうです。

しかし、
また別のウイルスに罹る可能性もあり
今は必要以上に慎重に過ごしています。

罹ってから重篤化へのスピードが
半端なく早いこと、
重篤化してしまうと治療薬がないので
本人の体力と運に任せるしかないこと、
ICUに入ると完全に遮断されること。

このリスクを背負ってでも
出かけなければならない大義があるなら
万全の準備をしてお出かけください。

正直言って、
私もコロナを軽視していました。
「ただの風邪やろ?」
「その程度じゃ病院行かへんよ」
などと言ってました。

しかし、ハッキリ申し上げて
風邪とは全然違います!

ご自身と大切な方々を守るために、今は団結して家にいましょう。

今日は以上となります。

そして

退院してから今日で4日目、
ようやくここまで文章が書けるほど
回復してきました。

しばらくは自宅でゆっくりしつつ
体力の回復を目指しつつ
仕事力を高めてまいります。

今後とも何卒よろしく
お願い申し上げます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

株式会社S.K.Y.
中田 仁之(HITOSHI NAKATA)

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