管理下財物とは?②工事の保険
管理下財物の事をもっと知りたい!
という、ご要望が沢山ありましたので詳しくご紹介させて頂きたいと思います。
この【管理下財物】という物は、範囲が広くてわかりにくい性質がありますので一例として考えて頂ければと思います。
点検作業中の配管を損壊したケース

水道管の修理や交換などは元栓を閉めてからの作業になると思いますが、排水に関しては、すべてを止めることができない事もあるようです。
そんな現場では注意されていると思いますが配管自体が古くて、力を入れたら「ポキッ!」となってしまったなんて事故もあります。
もし水が漏れて下の階に迷惑をかけた場合は賠償責任でカバーしますが、配管そのものは壊した本人の責任になります。
そこで管理下財物特約がカバーしてくれるのです。 この写真のような配管ならコーナンに行って、ご自身で修理交換できるかもしれませんが外注に任せないといけないケースになると高額な費用が必要になるかもしれませんよね。
預かりものが盗まれた!ケース
大規模改修中に事務所として空いている部屋を貸してもらいましたが、カギを閉め忘れ、発注者からの預かりものが盗まれた。
自分の物が盗まれる場合は何とかできても、預かりものを盗まれたとあっては信用問題ですよね、そのような事が無いように努めるのですが起こってしまったので処理をしないといけません。
その時の費用を管理下財物特約でカバーできるんです。
監督は非常にサブイ気持ちになりますが保険でカバーできることで少しは気が楽になるかと思います。
「今日の営業できないけど、どうしてくれる!」と言われたケース
店舗の電気配線設備を点検中に誤って配線を切断したケースです。
店長が来られて「あれ? 電気がつかないよ」 となってしまい。
「電気がないと、営業できないじゃないか! どうしてくれるんだ!」
と、またまた厄介なケースです。
「今日の売り上げを、あんたの会社から出してもらうよ!」
とカンカンです。
物を壊したんだけど配線自体は問題ないが、明日にならないと修理ができない。
お店の売り上げはどうしたらいいのでしょうか?
ここでも管理下財物特約でカバーできるケースです。
休業損失として保険でカバーできました。
工事保険も様々です
当社が扱う保険の「管理下財物」の考え方はこのような形になりますが、他の会社が同じかどうかは分かりません。
会社が変わると商品が変わるので実際の事故が起きてから「え~!」となる事もありますからね。
建設業での事故は管理下財物が当てはまるケースが多くみられるので、しっかりとした保険でカバーしておきたいですね。
また管理下財物の続編も書いていきます。