老人の行方不明について【徘徊】

認知症の方が迷子になった
認知症になれば自分のいる場所が分からなくなるという、とても怖い病気です。
私は方向オンチなので知らない土地で店に入って、出た時に、来た方向がどっちかわからない事がよくあります。
「あれっ どっちから来たのかな?」
「そうか、こっちだ!」
と、いうのが健常者ですが、認知症になると最後までどこか分からない状態が続きます。
いざ、自分がそのような状態になると恐ろしいですよね。
ですが日本中で、普通に起きているのです。
行方不明者の現実
このような記事があります。
認知症が原因で警察に行方不明届が提出された人は増えている。19年は前年比3%増の1万7479人で、統計を取り始めてから7年連続で過去最多を更新した。都道府県別の受理件数は大阪(2007人)、埼玉(1960人)、兵庫(1778人)、神奈川(1593人)、愛知(1468人)、東京(1174人)の順だった。
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO69802070Z00C21A3KNTP00/
この記事は、2021年3月10日の記事なので最新の数字ですが、これからこのような数字が減っていく材料がないので、今後も増えていくでしょう。
行方不明時のコスト
認知症の方が行方不明になった場合には、家族だけで探せるものではないケースがあります。
警察は動いてくれますが、経験しないと分からないコストが必要になるんです。
どのような時にお金がかかるのでしょう
いろいろなケースがありますが、主なケースをご紹介します。
同居の家族が捜索に要したタクシー代
- まずは近場を捜索する為に、自転車で捜索するかもしれませんが、広範囲を捜索するには自動車が必要です。
もし自家用車が無い場合は、タクシーを使うことになるでしょう。
一緒に捜索したヘルパーさんの人件費(時間給)
- 捜索するには人手が必要ですが、誰かに頼むとやはりお金が必要になります。
心配して遠方から飛行機で探しに来た親族の飛行機代
- 心配した遠方の家族が動いた場合もコストが必要です。
捜索のために用意したチラシの印刷費用
- 多くの方に助けてもらいたい場合にはチラシをつくるかもしれません。
隣町の交番で保護された時に、迎えに行く際の往復のタクシー代
- 警察はタクシーではないので、保護してもらっても自宅まで送り届けてくれません。
「認知症あんしんプラン」でのお支払いケース
実際のお支払い例はコチラをご確認ください。
